散歩道

日記りすと

更新日2012.03.15 Mar15:43

3.11を忘れない・・・

姫だるまに思いを込めて・・・
小さくて可愛い姫だるまを作りました。
赤い着物を来た赤ちゃんが安らかに眠っています。
作ることに没頭している時は嫌な事を忘れ、
無になれる時間で、改めて物作りはいい事だと思います。
東日本大震災で傷ついた多くの方達が物作りを通して
癒しの時間を見つけられたらどんなにかよいか・・・と思い、
黙祷を毎日続けています。

* * * * * * * * * *

私は失意のどん底の時に主人の仕事の関係で
アメリカ駐在になり、3Dピクチャーと出会いました。
今思うと、まさに運命の出会いだったような気がします。
当時(1984年) 私は一番可愛い盛りの長男の病死(当時3歳10ヶ月)から
なかなか立ち直る事が出来ませんでした。
毎日泣き暮らしていたといっても過言ではありません。
ですから東日本大震災で犠牲になったご遺族の方達の心の痛みが
少しは分かるつもりです。
最愛の人を亡くした人が立ち上がる為には時間が必要です。
どんなに周囲から暖かい言葉や援助を受けても、
克服するための道のりはたやすいものではありません。
辛い事ですが、自分自身で乗り越えていくしかないのが現実です。
しかし悲しみから何かが見つかることもあります。
不幸だからこそ気が付く何かがあります。
私は3Dピクチャーと出会い、作品に仕上げる事で癒され、
次から次と作り続け今日に至っております。
その間、素晴らしい方達と巡り会うことが出来て
私の第二の新しい人生がはじまったと思っております。
考えてみたらもう25年もの間、夢中になって作っています。
そして、出来上がると真っ先に亡くなったK君に報告します。
「素敵な作品でしょう?ママは頑張って生きているよ!」って・・・
私が笑顔でいる事がK君が一番喜ぶことなのだと命で感じます。
彼は死しても尚、私の中では生き続けています。
“悲しみからの贈り物”
それが私の場合は3Dピクチャーでした。
苦しんでいる人を救う為にもこのクラフトを通じて協力したいと
改めて思う今日この頃です。(悦)

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