散歩道

日記りすと

更新日2013.08.18 Aug19:07

アゲハ蝶の観察記録・その9

きれいなナミアゲハになりました
2013.8.18(日曜日)AM2:39:00 アオ1号の羽化が始まりました。
昨日の蛹の色から羽化が始まる事を想定して、
インターバル撮影の準備をしました。
インターバル撮影とは、デジタルカメラの機能で、
設定した時間ごとに自動的に撮影をしてくれる機能です。
私は夜中の12時半までは起きていたのですが、睡魔が襲い限界になり
インターバル撮影に頼りました。
夜中の1時30分から15秒間隔で3時間自動的にシャッターを切り続けてくれる
設定にして、目覚ましを4時30分にして3時間は眠る事にしました。
アオ1号の事が気になっていたので、時間通りに起きて見に行くと
なんと蝶になっていて、息が止まる程、驚きました。
インターバルで撮影した画像をパソコンに繋いで見てみると
羽化は深夜の2時39分から始まり、蛹の殻から抜け出る時間は
60秒以内に行われていました。
AM 2:39:00 頭が出てきました。
頭が出てきました。2013.8.18 AM2:39:00
AM 2:39:15 頭と身体の一部が出てきました。
身体がでてきました
AM 2:39:30 あっという間にするっと抜けて身体全体が出てきました。
身体全体が出てきました AM2:39:30
それからはを少しずつ翅をばし、乾かす為に前後左右に身体を動かす
動作が2時間程、続きました。
羽を伸ばしています
羽化から2時間後、翅が乾いて綺麗にの伸びてきました。
羽化から2時間後、翅が綺麗に伸びました
そして、私が見に行くと突然飛び立って、額の上の壁に止まりました。
驚かせてしまったようでした。
私に驚いて飛び立ちました!
しばらく部屋の角の壁際で静かにしていました。
その後はレースのカーテンの上を登ったり降りたりを繰り返していました。
始めの頃は布にしっかりと止まる事ができなくて、
すぐに脱落していましたが、1時間程繰り返しているうちに
しっかりとカーテンに止まる事ができるようになり、
翅を大きく広げるポーズを取り始めました。
アオ1号はナミアゲハのメスである事が翅の模様と胴体の形から判明しました。
AM 6:15
ここで私は、家族の朝食を作る為に、一旦アオから離れました。
2時間後に家事をこなして戻ってくると、カーテンに止まり
翅を大きく広げていました。
翅も乾いてきたので外に放してあげないといけないのですが、
なかなかお別れができなくて・・・
コットンにはちみつ水を染み込ませた物を割り箸に挟んで
アオ1号のところに近づけたところ、気に入ってくれたようで
止まってくれました。
以前、沖縄で蝶々園を訪れた時にはちみつコットンに蝶々が
沢山群がっていた事を思い出したからです。
はちみつ水がお気に入りのアオ1号
それからのアオ1号は素晴らしいモデルになってくれて
私にアートな写真を撮らせてくれました。
また別の機会にUPさせて頂きます。
撮影しながらアオ1号をどこに放そうか・・・考えていました。
悩んだあげく、アゲハ蝶は赤やピンク色の花を好むと書いてあったので
何時ものWalkingコースにサルスベリの花が満開であることを
思いだし、車で飼育ケースに入れたアオ1号を運びました。
飼育ケースに入れて外に移動するところ
サルスベリの木は今満開で、その花のところにアオ1号を放してあげたところ、
すぐに花に止まり、とっても嬉しそうに見えました。
サルスベリの花に止まるアオ1号
それから5分ほど経った頃、
突然風にのって青い空に向かって
飛び立っていってしまいました。
あっけない旅立ちでした。
アオ1号が飛んで行った夏空
アオちゃん、綺麗なアゲハ蝶に成長してくれてありがとう!
良きパートナーと出会って素敵な時間を作ってね・・・っと
祈らずにはいられませんでした。
育てあげた満足感と居なくなってしまった焦燥感が同時に
襲ってきました。
しばらく夏空を見上げ、ボーっとしてしまいました。
アオ1号の蛹の抜け殻。記念に採っておこうと思います。
アオ1号の蛹の抜け殻
このナミアゲハ蝶の飼育観察記録は近い将来、
動画にしたいと思っております。
長い間、拙い観察記録にお付き合い下さいまして、
ありがとうございました。(悦)

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