3Dとの出会い

1984年~1988年の5年間

主人の転勤に伴い二人の子供(当時4歳と1歳)とともにミシガン州とカリフォルニア州に暮らすことになりました

その時出会った3Dピクチャーは帰国後の私の人生を変えるすばらしいアートでした

このページでは開高悦子の3Dピクチャーのルーツとともにアメリカで経験したエピソードなどを皆様にご紹介したいと思います

少しの間お付き合いくだされば幸いです・・・

3D ピクチャー カリフォルニア会
開高 悦子

カリフォルニア編(2)

私の通ったE.S.Lのあるロスガトスには古い街並みのお店がならぶところがあり、そこのアンティークショップでまたあの不思議な3次元の絵と遭遇したのです。
高価な値段がついて売られていた作品はやはりアントン・ペックの絵をモチーフにして額の中に入れて立体的にした物でした。
その時初めてチャンスがあったら習いたいと強く思いました。
生きていく事と子育てに必死で余裕のなかったミシガン時代と比べ、カリフォルニアでは少し余裕が持てるようになっていたからです。
ところがチャンスはすぐにやってきました。
友人から3Dデコパージュの講習の誘いを受けたのです。
この3Dデコパージュは板の上にプリントを立体化して組み立てた後、ガラスのようなコーティングをするもので額仕立てではありませんでしたが、この講習を受講したことがきっかけとなり、私は次から次へと何かに駆り立てられるように創りつづけることになっていきました。
ミシガンのロックフォードとカリフォルニアのロスガトスで見たあの作品が自身の手で作れるまでにはあまり日にちはかかりませんでした。
それよりももっとオリジナルな作品を創りたいとの欲求が強くなっていくようでした。
街のカード屋さんを覗いてはお気に入りのカードを購入して睡眠時間を削っても創る姿に主人は呆れ果てておりました。
今までこんなにも私を虜にしたものはなかったかもしれません。
3Dピクチャーとの運命的な出会いを感じずにはいられませんでした。
カリフォルニアは多国籍の民族が住む州なので、色々な国の文化を学ぶことができ大変勉強になりました。
5月から11月までは一滴の雨も降らず真っ青な青空が広がります。
雨期にあたる時期でも過ごしやすく、誰もがカリフォルニアに憧れ定年後に移ってくる人も多いと聞きます。
もっと長く住みたかったのですが2年半の期間は瞬く間に過ぎ去り、帰国の日を迎えることになりました。
1988年に帰国してからのことはプロフィールの中で紹介してありますので割愛させていただきますが、ただ一言伝えたいのは3Dピクチャーを通じて出会うことができた仲間や生徒さんたち、そしてイラストを提供してくださる作家の先生方からたくさんのエネルギーを頂き、こうして元気に活動できる日々に心から感謝しております。
また、わがままな私をやさしく見守り制作活動を続けさせてくれる家族にSpecialThanksを・・・・・

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